2017.12.04
こんにちは!
今回は右側のフロントドアと、その下のサイドシルパネルをぶつけてしまったお車です。
右折時に花壇などを巻き込んでしまったんでしょうか。
大きめの損傷なので、できればドアは新品パネルなどに交換したいところですが、今回は費用の
関係からすべて板金で修理することになったようです。
Before
After
以下、修理過程をご紹介いたします。
先ずは凹みの大きなところ(内側に工具が入らないところ)を引き出します。
その為に溶着ワッシャを溶接します、凹みの大きさによって溶着ワッシャの数は変わります。
前回もご紹介した、外板鉄板用の引き出しをおこなう機械の登場です。
テコの力でダメージ部分を柔らかく引き出すので鉄板が破れません。
しかも確実に元位置まで引き出すことができる優れものです。
過去の車は内張りを外せば車内からたたき出すことができましたが、最近の車は内部に様々な
装備品が装着されているので殆どの場合、手も工具も入らないので、このような設備が必要です。
引き出す力を加えながら、ハンマーで叩いて整えていきます。
写真では分かりにくいかもしれませんが、元の位置までの引き出しが完了しました。
引き出しが終わった後は、板金パテ、ポリパテで仕上げていきます。
サーフェーサー処理ですが、ボディ色に合わせて赤いサーフェーサーを塗布します。
塗装前の下処理を施して、塗装準備です。
フロントフェンダーまでボカシ塗装を行います。
塗装が終わって、組付け→磨きです。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。