2016.12.26
今回は転倒して傷ついてしまった大型バイクの修理です。
フロントフェンダー、ガソリンタンク、ビキニカウル、ハードケースの傷修理です。
バイクのボディパネルも基本的に自動車と考え方は同じなので、弊社で修理可能です!
↓修理前の画像です。
↓修理後の画像です
まずは分解です。
普段の業務では触ることの少ない車両なので分解は慣れていませんが、当社に入社前にバイク屋さんで仕事を
していた社員が在籍してるので問題なく分解・組み立てできます。
手際がいいですね。
風妨に傷がつかないようにマスキングで保護します。
修理するパーツが車体から外れたら、後は普段どおりです。
昔からのハンマ、当て盤、この道40年の大ベテラン、菅原常務が担当します。
この当て盤(↓左写真手前の四角い銀色のもの)は、50年前に社長が現役のころに使っていたもので、すごく
良い鋼材のものらしいです。さまざまな車の板金で50年のあいだ苦楽をともにして、ベテランの汗と歴史が
しみ込んだ新和の板金品質を支える力強い宝物です。
これからも大切に使用して、未来のホープへと引き継がれていくことでしょう。
板金が終わったら、塗料を剥離して板金パテを塗ります。
パテを塗って研いで、幾度か繰り返して、形を整えます。
更に極めの細かいポリパテを使って整形します。
ビギニも傷を拾って、フェンダーはサーフェーサー処理を行います。
ガソリンタンクも傷を研ぎこみます。
ハードケースも目立った傷は無いようですが、小さな傷がたくさんありました。
全体をサーフェーサーで仕上げます。
乾燥後は水研ぎで仕上げます。
水研ぎのほうが、極めの細かい肌仕上がりにできます。
調色機を使って色合わせをします。
塗装ブースの中で塗装です。
パーツが小さいので、ブースが広く感じます。
乾燥後は組み付け作業、こちらも不慣れな作業なので二人で慎重に!
どんどん組み付けていきます。
磨き作業です。
コンパウンドが飛び散るので、マスキングで保護して作業しています。
前回も紹介しました、ベテラン磨き魔人の高尾さんです。
高尾さんが磨いて、作業完了です。
磨き作業は美観の最後の砦、肌つくりの最終工程です。
弊社の仕事は、板金も下処理も、全てが肌を作るという同じ目的に向けての作業です。
完成しました!
ぴっかぴかです!