2015.06.05
軽トラのようなワンボックスタイプのこの部分が凹むとほとんどが交換になってしまいます。
板金屋さんも凹みます。
ο二重構造になっているため、通常のパネルより強度があります。
οインストルメントパネル、ヒーターケース等があるので内側から工具が入らない。
ο人間で言えば『顔』部分にあたり、形状も複雑、ラインも多い、水漏れもおこしやすい、、
年式も古いので、費用がかからないように技術で仕上げます。
ヘッドランプの位置も考慮するとどうしても裏側からの叩きだしが必要になります。
メーター、ハンドル、ドアー、そのほか室内の部品をすべて外します。
プーラー(「大きく凹んだドア 交換せずに板金修理」編で説明した工具)やハンマリング、当て盤を使って
もとの形状に板金をし、復元をします。一番重要なのはライン出しです。
粗だし、板金が終わったらパテによる成形、仕上げ。
サーフェーサーを塗って塗装前の下地を作ります。
塗装ブースへ入れて、マスキング作業です。
左右のフロントフェンダーまでも歪みが及んでいたので、並行して板金・塗装を行います。
ソリッドカラーです。
絵具の色を何も装飾塗料無しに塗るイメージでしょうか。
塗装が終わりました。
組み付けて完成です。
前方のパーツをすべて塗装しましたので、新車同然の顔になりました!
車は古くなっても「塗装」すれば綺麗になります、、、うらやましい。
顔にシワが増えた(と家で言われました)私の顔も、この軽トラのように、、、無理か。
せめて自分の車だけでも綺麗を保ちたい、、今日この頃です!!
有難うございました。