2016.09.12
20数年前に流行した車です。
ニッサンのマーチをベースに改造された車です。
長年大切にされているのでしょう、とても保存状態が良く見えます。
この度は事故により右前を損傷してしまったようです。
パーツの入手が困難なケースです、なんとかヘッドライトとメッキバンパーは手配可能でした。
フロントフェンダーは入手困難であったので、板金塗装で修復します。
右斜め前からの入力でフェンダーは大きく変形しています。
↓修理後の写真です。綺麗に仕上がりました。
さて、修理の過程を説明していきます。
先ずは付属部品を外して、板金作業に入ります。
通常はフェンダーパネルをはずして板金作業を行いますが、今回のように大きく変形している
場合はボディに取り付けた状態で板金作業を行います。
(パネルをはずした場合、板金は楽ですが、全体のゆがみ、変形が直しにくくなります)
板金歴44年のベテラン(私個人的には日本で一番腕のある名人だと思っている)職人が行います。
写真にありませんが、タイヤを外して当て盤とハンマーで丁寧に形をつくります。
その後、板金パテを使って大きなデコボコを埋めて、表面を滑らかにします。
パテを塗り終わったら、パテの表面を研ぎます。
パテ研ぎが終われば、サーフェーサーを塗ります。
小キズがなくなるまで、同様の作業を繰り返します。
小キズを拾って(見つけて)研いで、塗装の下準備です。
ブースに車を入れて、マスキングをしています。
今回は塗装職人のミツクリ君がペイントを担当します。
ベース塗料を塗っていきます。
ベース塗料を塗り重ねた後はクリアー塗装で仕上げを行います。
乾燥→磨き→組み付け
完成です!!