2015.05.12
S様は弊社ホームページのメール問い合わせフォームからご連絡を頂きました。
ご丁寧に質問をいただき、損傷写真も添付して頂きました。
「古い車なので新品修理ではなく、金額をおさえてできるだけ破損を目立たなくしたい」というご希望でした。
修理前の損傷写真がこちらです。
フロントバンパーと左フロントフェンダーに大きな損傷が見られます。
今回はこれらを6万円(税前)で施工させて頂きました。
ホームページを見て興味を持っていただき、さらにご連絡いただいたお客様へは最大限のサービスを
させて頂いています、またご希望にもあるとおり「費用を抑えたい」には全力で応えたいからです。
以下、作業工程をご紹介します。
フロントバンパーには大きな穴があいていて、左フロントフェンダーは強く折れて、歪んでいます。
通常だといずれも「交換」が必要なレベルに容易に達しています。
おそらく見積りソフトで試算すると、10~15万円といったところです。
今こそ、創業40年以上のノウハウを発揮して、立ち上がれ職人たち。
(私は言うだけです、作業はできません)
【バンパーの修理】
先ずは車体からバンパーを外します。
加工しやすくするために、強力なヒーターで修理箇所をあたためます。
あてためながら、もとのように形を整えます。
電気コテやヘラを使いながら、割れ目に樹脂を溶かしこみます(溶接)。
裏側から割れ目にステンレスのピンを埋め込みます。(縫い付ける)
2液型の樹脂を塗ってさらに強度を持たせる。
サンダーで削りながら旧塗膜を剥ぎ取り、樹脂用のパテを塗ってキズを埋めます。
パテを塗って、研いで、また塗って・・・仕上げのパテを塗り、綺麗な肌を作ります。
樹脂、汚れを除去して下地(サーフェーサー)を塗ります。
サーフェーサー塗装→赤外線乾燥機で乾燥後、細かい目のペーパーで磨ぎこみます。
ここの作業は弊社では、ベトナムから来日している外国人実習生が施工します。
【左フロントフェンダーの修理】
板金して旧塗膜剥離し、脱脂します。(結構ひどい折れでした)
パテを塗って研ぎます。
サーフェーサーを塗ります。
フェンダー全体を細かいペーパーで研いで、塗料の密着をよくします。
この作業を弊社ではベトナムから来日している外国人実習生が行います。
塗装前作業として、塗料をかけない部分をマスキングします。Byベトナム実習生
塗装作業
乾燥したら、組み付け作業をして完了!!!
Sさまには想像以上に綺麗になった、と喜んで頂けました。
無事に納車完了です、Sさま、有難うございました。