レッカー対応承ります

まずはお気軽にご相談ください
0823-82-8203

平日9:00~18:00
土曜・祝日9:00~17:00
日曜 定休日

修理実績

2015.10.08

東広島市M様 ボンゴ フロント下部 大破事故

こんにちは!

今回はワンボックスカーのフロント下部の大破事故です。

フロントパネル下部からフロントフロアーを突き上げ、ルーフまで影響しています。

インストルメントパネルの計器からステアリングハンドルまで多くの脱着作業が伴い

フレーム、フロアーパネルの修正は大変難しく、高度な板金技術と知識が求められます。

DSC06013 DSC06014

 

上の写真は室内のパーツをおおよそ取り外した状態です。

下の写真は室内のものです。

もともとハンドルやダッシュボードがついていたところです。

この仕事をやっていなければ、この状態を見る事はなかなかありません。

DSC06018 DSC06015

 

DSC06016 DSC06017

 

まずは粗出しです。

多くのクランプで車体をはさみ、20トンの力を出せるタワーで、車体を引き出します。

DSC06019 DSC06020

 

あまり強く引きすぎると鉄板が破れてしまいます。

慎重に計測しながら、もとの位置まで引き作業を進めます。

DSC06022 DSC06023

 

粗出しでフレーム、フロアーの修正が終わったら、交換するパネルを切断します。

DSC06030 DSC06031

 

ハンマリングでフロアーの形を整えます。

DSC06032 DSC06033

 

フロアー、フレームが元の位置と形になったら、新しいパネルを仮止めして位置を決めます。

正しい位置での仮止めが求められます。

ここで少しでもズレがあると、最後の組み付けをするときに合わなくなって大変です。

DSC06073 DSC06074

 

ドアーの前後左右も合わせています。何度も付けて外して調整を繰り返します。

DSC06076 DSC06075

 

作業者が納得いくまで調整を繰り返して、最後は作業者以外でチェックをします。

DSC06077 DSC06078

 

位置がきまったら溶接の仮付けをします。

突合わせ溶接で強度不足が考えられるところには、裏に補強の為の鉄板を当てます。

DSC06079 DSC06080

 

ボディの水平を直すことも、修正の重要な仕事です。

水平器を使って確認をします。

DSC06081 DSC06086

 

溶接の仮付けをして、位置が確定したら本溶接を行います。

DSC06088 DSC06090

 

DSC06091 DSC06092

 

DSC06095 DSC06096

 

アウターパネルの取り付けが終わったらフロアーの部分を綺麗に均して元の状態まで板金をします。

DSC06097 DSC06098

 

内側にシーラーを塗って防水、防錆処理をして水漏れが起きないようにします。

内部を組み付ける前に内部塗装を行います。

DSC06102 DSC06099

 

フロアーのサイレンサーパッド(防音)を張り替えてメーター、計器、ヒーター、足回り等を組み付

けたら修正機から降ります。

DSC06103

 

DSC06104 DSC06109

 

DSC06110 DSC06113

 

以下は塗装準備以降の作業になります。(今回は修正作業メインなので以下はサッと載せます)

 

シンプンパネルをエアー工具、水研ぎペーパーを使って研ぎます。

滑らかに研ぎこんで、綺麗な仕上げ面を作ります。

DSC06115 DSC06117

 

マスキングをして塗装準備です。

DSC06120 DSC06118

 

DSC06126 DSC06123

 

DSC06124 DSC06128

 

DSC06131 DSC06132

 

DSC06133 DSC06134

 

DSC06135 DSC06136

 

DSC06137 DSC06139

 

DSC06140 DSC06141

 

あとは、乾燥→磨き→組み付け→完成検査→洗車 で完了です!

 

ちなみにこの車、修正機に載せてから修正機を降りるまで3日で作業をしました。

正確かつ早く、綺麗に!これぞ職人技!!

 

有難うございました。