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修理実績

2016.12.21

☆節約シリーズ☆ 大破した車を最低限の部品注文で修理しました ライフ/安く修理/板金塗装

今回は大破した軽自動車を直します。修理費用を徹底的に抑えた事例です。

 

最近の車は事故をするとエアーバックが作動をして、乗員を保護するようになっているのは皆さんご承知の

とおりです。この装置のおかげで大勢が大きな怪我から守られています。

エアーバックはコンピューターで制御されているために、比較的軽微な事故でも作動をします。

(逆に衝撃の向きによっては、大破したのにエアーバックが出ていない、ということも稀にありますが。。)

一度、作動をしてしまうと周辺パーツを全て取り替えなければなりませんので、エアーバックの修復だけで

かなりの費用がかかります。

車種によって差はありますが、我々はエアーバックが作動した事故車を見ると、「(見積もりが)100万

円コースだな」と、まず、思います。

当社でも、エアーバックが開いたがために、事故のダメージそのものは軽くても修理費用が高くなるので、

愛着があって乗り続けたい車でも修理を断念するケースがあります。こういった、いわゆるスクラップを

当社では「在庫」として保有しております。これは、今回の事例のように、費用を抑えて修理をしたいお客

様が現れたときに、非常に役にたち、お客様に喜んでいただけるケースがあります。

例えるなら、自動車の臓器移植、といえるでしょうか。

(自動車解体業の免許を取得しております)

 

要するに、修理に入ったお客様との車と、たまたま当社の在庫スクラップがマッチングすれば、新たに新品

部品を注文する必要もなく、費用を抑えることができる、ということです。

 

↓今回の修理車です。(写真の色合いが違いますが、あしからず)

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↓これが、当社で保有していた在庫スクラップ車です。この車から部品取りをします。

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↓こちらが、完成車です。もとどおり、綺麗になおりました。

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以下、修理過程をご紹介します。

まずは分解から入ります。

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フェンダーは他の廃車から取替えます。ドアーも交換です。スクラップ車からドアを移植します。

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バンパーはもちろん修理です。(今回は修理過程は割愛します)

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左サイドはミラーが壊れています。小さな線傷が前から後ろまであるので、左サイドは塗装をします。

その為に、部品を外しています。

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今回、ホイールは傷ついていますが、サスペンションは計測の結果ほとんどダメージはありませんでした。

しかし、念には念を入れて部品を交換します。足回りの重要な機能部品は慎重に選択をして、新品パーツ

とスクラップ車の使えるパーツを駆使して移植します。

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マフラー、リヤーアクスルビームも交換します。

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マフラーは見ただけでわかります。

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ドアーを外します。塗装の為に全てに部品を外します。

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ミラーも塗装後、再使用します。

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ホイール、タイヤも状態の良い方を使います。

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ホイールバランスをとるのも重要な作業です。きっちり0-0になりました。

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↓これはブレーキのエアー抜きをしています。油圧式のブレーキは、一度バラすと管に気泡が入ってしまい、

気泡がある状態だと油圧がうまく効きません。そのためにエアー抜きを行います。

これで、足回りの組み付けは終了です。板金、塗装作業全てが終わってから、再度完成検査を行います。

またここでは割愛しますが、ヘッドライトの取り付け部も割れていたため、ステンレスワイヤーを用いて

プラスチック溶接で修理をしています。ヘッドライトも部品注文しなくて済みました。

(過去にヘッドライトの修理でご紹介しているのでご興味のある方はご参照ください)

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続いては、サイドシル(ロッカーパネル)の大きな凹みを引き出して修理している様子です。

ここも大きな作業、丁寧な作業が求められます。

↓左の写真は、「引き出し」を行うためのワッシャを溶着しているところです。

バランスよく、複数のワッシャを溶着して、丸い穴に棒を入れて「線」で引き出します。

↓右の写真が引き出したあとです。

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板金パテを塗って、

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ポリパテで仕上げます。

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サーフェーサーを研ぎこんでいます。

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板金修正後、仮付けをして合わせます。(フェンダーは板金中なので他車から借り受け中)

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これからは塗装作業です。

いつものように部品はより良い仕上げにするために、全てボディから外した状態で塗装をします。

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今回のペインたーは入社4年目の若手のホープ!中井君です。2児の父です。

年は20代半ばだったか、、それくらいです。

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とても綺麗に塗れていますね!

中井くんは平均して月に200台の車を塗ります。すごい!

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塗装後は、乾燥、組み付け、磨き、完成検査、洗車という流れです。

これらの作業の様子は割愛していますが、どれもとても重要で奥が深い作業です。

ちゃんと乾燥したあとに磨きをしないと、塗装肌を痛めてしまい、やり直しになってしまいます。

洗車では、全体的に目を通して、良くないところがないか、きちんとチェックをする必要があります。

弊社では分業制を敷いております、どのポジションもとても重要で、たくさんの立派な職人の手によって

1台1台丁寧に、お客様に喜んでいただけるよう仕事をしています。

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完成!

 

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とても長くなってしまいました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。