2016.01.13
ベンツ230SL・・・1960年代の車(約50年前)のリニューアルです。
現在の色をシルバーに塗り替えのご依頼です。
以前の修理痕が劣化して錆び、腐食が進んでいる為、新しく鉄板を溶接したり、グラスファイバー
で形を作って作業を進めました。
Before
after
エンジンルーム内も色を塗り替える為にエンジンを下します。
配線や、部品の影に隠れていた為に見えなかった錆びが見つかります。
溶接、ハンダ等で腐食対策して仕上げます。
錆びを徹底的に落とします。
防錆シーラー、防音シーラーを塗布して下地塗装 → 塗装の工程です。
エンジンルームは終わりました。
乾燥後にエンジンを取り付けます。
この車種は室内のメーター回りの色も変えなくてはなりません。
メーター等全ての機器を外したいのですが、ネジが錆びついていて脱着作業ができません。
やむなくマスキングで作業を進めます。
これで室内、エンジンルーム内が終わりました。
いよいよボディの作業です。
過去の板金痕から錆びが出て塗膜を押し上げて剥げかかっています。
パテや錆びを綺麗に剥ぎ取る作業です。板金のやり直しも必要です。
錆びや腐食の修理が終わったらパテをつけて綺麗な肌を作ります。
後部も同じように過去の傷痕が錆びています。
真鍮ろうを埋め込んでいます。溶接、板金、研磨を繰り返して仕上げます。
溶接、切り継ぎが終わると表面仕上げのパテを塗ります。
幾度もパテを塗って、研いで、塗って、研いで・・・繰り返します。
最終パテが仕上がったら下地のサーフェーサー塗装です。
ボディが仕上がってきました。
サーフェーサー仕上げ後、小さな巣穴や小キズを埋める作業です。(拾いパテ)
目の細かいペーパーで研いで仕上げます。最終的な肌になるので慎重に・・・
塗装室に入って塗装作業です。
鉄板の折り曲げ部分も錆び、腐食が進んでいます。錆びを取って防錆処理を。
小物部品もすべて色替え塗装・・・
乾燥後、磨き→組み付け→アライメントチェック→完成検査
完成です!!!