2015.04.23
軽自動車のフロンバンパー修理です。
以下の修理規模で(車種により変動しますが)約30,000円~40,000円ほどでご案内しております。
これはフロントバンパーの右部を大きく凹ませた車両の修理です。
バンパーは樹脂でできているので、この程度の凹みであれば充分修理が可能です。
バンパーを車体から外します。
バンパーの裏側の写真です。
ヒーターガン(強烈なドライヤー)で損傷部分を熱して、加工し易くします。
熱で軟らかくなったら裏側からハンマーや当て木などで押し出したりして変形を修正します。
粗出しが終わったら少し粗目のペーパーで削り取りながら表面を整えます。
樹脂パーツは厚みが3mm前後あるので、多少は削っても問題はありません。
裏側から押したり削ったりして表面の凹み、歪みを取って成形用のパテを塗ります。
幾度か塗り重ねて形を整えます。
ヒーターでパテを乾燥させます。
乾燥している間に塗料を調色します。
コンピュータ調色器で作って、後は人間の目で微調整をします。
ここでの色合わせの良しあしが仕上がりに直結する重要な作業です。
調色結果をテスト用のカードに塗り、現車と見比べて色違いが無いよう、確認をします。
パテが乾燥したらペーパーサンダー研いで形を整えます。
ペーパーの目の粗さを少しずつ小さく表面を滑らかに綺麗にしていきます。
仕上げ塗装前の下地塗料(サーフェーサー)を塗ります。
サーフェーサーを乾かします。
仕上げ塗装に向けてペーパー(ヤスリ)掛けをします。
このヤスリがけにより塗装が「止まり※」ます。※業界用語?
仕上がりに影響する大事な作業のひとつです。
仕上げ塗装作業です。
乾燥後、組み付けて完成です!!