2015.12.08
大きな損傷です。
一見、修復不可能のように見えますが、今回は自費修理のお客様、費用を押さえるために
全て修理で対応いたします。
修理部分の塗装塗膜を剥ぎ取ります。
衝撃が強いリアフェンダーの修理です。
押し込まれたパネルを引き出して形をおおまかに整えます。
引き出したい部分に銅のワッシャを溶着します。
次に引き出し工具を使用して引っ張り出します。
衝撃で加わった力の向き、とは逆方向に鉄板が破れないようにひきだします。
引き出し作業を繰り返して、元通りの面に戻していきます。
間違った引き出しをしてしまうと、取替しがつかなくなるので職人技が求められます。
リアドアーも同じようにワッシャを溶着して引き出して平面を出していきます。
ドアーとフェンダーの隙間を合わせます。
樹脂パテを塗って、研いで、、、綺麗な面が出るまで繰り返します。
樹脂パテが仕上がったら脱脂をしてサーフェーサーを塗布します。
より綺麗に塗装するためにドアーは外して塗装作業に入ります。
室内に塗装ミストが入らないようにマスキングをします。
シリコンオフで脱脂→塗装→乾燥
組み付けて、磨いて、完成検査
綺麗に出来上がりました。
金額的にも、仕上がり的にも、とても喜んで頂きました。(と思います)