2018.05.14
今回は低年式のベンツSLです。
全てのパーツ・配線を外しての色替え全塗装を施工いたしました。
既にエンジン、足回りは外しています。
ボディのサビとか腐食箇所、凹みを修理して塗装作業をします。
Before
途中
After
まずは室内のフロアー関係の修理、インストルメントパネル関係から手を付けます。
モール類を取り外し、フロアーのサイレンサーパッド(アスファルトシート)を剥離します。
年数が経っているので大変な作業です。
鉄板やグラスウール、防振剤、防水シーラーなどの処理をしながら進めます。
サビや割れを処理したら防水と防振です。
アスファルトのような材料を熱で柔らかくしてフロアーに貼り付けることによって床に当たった小石など
の音を消す効果があります。
部品が付いていない状態でインパネの塗装を終わらせます。
室内と並行して外側も修理します。
ボディも綺麗に見えても結構歪みが見られるので、塗料を剥離して確認します。
剥離するとやはり想像通り板金跡があります。
かなり昔の修理のため、パテが劣化しているので、再度のパテ仕上げが必要になります。
↓塗料、パテを剥ぎ取った状態です。
板金のやり直しをしているところです。
リアパネルはもともと複雑な形状のうえ、過去の事故跡、凹み、サビが重なっています。
ボコボコになっていて、作業者泣かせです。
点の跡はスポット溶着板金のあとです、その数の多さが作業の大変さを物語っています。
エンジンルームも綺麗にサビを取って、防水・防振をして塗装をします。
ボンネット、トランク等も全て旧塗膜を剥離します。
ドアーも塗装がひび割れ等で劣化しているので薬品を使って剥離します。
剥離したあとは、板金仕上げをしていきます。
ルーフに取り掛かります。
全ての板金仕上げが終わったら塗装準備に移ります。
凹凸があったリアー部分も何とかかたちになりました。
磨いてボディはほとんど完成です。
これからも大変です。足回り、エンジン、室内内装、、全てをオーバーホールしながら進めていきます。
今回はとりあえずここまでご紹介します。
全て完了したら第2部としてご紹介させて頂ければと思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございます。