2016.09.26
こんにちは~
朝晩、肌寒くなってきました
今回も部品代を抑えた修理事例です。
ハイゼットバン、右後ろをガリッとやってしまったパターンです。
安心してください、綺麗になおります。
できるだけ費用を抑えたいとのお申し出でしたので部品交換をせずにすべて修理で行います。
リアゲートのように「面積が広いパネル」は板金の高い技術が必要になります。
下手をうつと、完成後に歪みがのこってしまいます。
鉄板は衝撃を受けて凹むと、ある部分は伸びて、ある部分は縮んで、、板金で均等に戻すのは職人技です。
手間がかかりすぎて修理より交換のほうが安くつくケースもありますが今回は板金で直すことになりました。
Before
After
まずは分解から始めます。
ドアー下部の比較的強度のある部分も大きく変形しています。
粗出しをした後に、引き出し作業をするために塗料を剥離しています。
昔の車はテールゲートの内張りを外すと、結構作業をするスペースがあったので、この程度の板金であれば
内側(左手)に当て盤を持って、外側(右手)にハンマーを持って叩き出して修理をしていました。
最近の車の構造では内部に手を入れる事が出来にくくなっているので、下の写真右のように引き出し作業方法
が主になっています。
引き出して、手のひらで確認をして、ハンマーでたたいて、を繰り返して表面を作っていきます。
さらにパテを塗って研いで、、いつもの流れです。
カーブが多い箇所なので難しい箇所です。
熟練者がやっている作業を生で見るととても簡単そうに見えますが。
ポリパテを塗って研いで、マスキングをしてサーフェーサーです。
サーフェーサー塗装を終えたときに艶が出ます。
その時に歪みが残っていないか確認をします。
リアバンパーも修理をして塗装を済ませます。(右写真は塗装後)
テールゲートの付属部品とバンパーの付属部品を取り付けます。
二人の共同作業です。
バンパー、ボディにキズをつけないように。
塗装後のボディを磨くためのポリッシャーとコンパウンドです。
小さなゴミ、ブツを極細のペーパーで研ぎ落とします。
出来たペーパー目をコンパウンドで磨き落とします。
完成しました!