2017.03.10
メーカーが提供するオプションパーツを使用して、以下のように車の雰囲気をガラッと変えます。
Before → After
今回のユーザーはこれとは別にホンダの「エレメント」という車を所有しておられます。
この度、新車でNBOXを購入され、エレメント風に仕上げてほしい、とのことでした。
作業のポイントとしては、本来はフロントフェンダー下部、バックドアーの上下にはフィルムを貼り付ける
仕様でしたが、当社ではフィルムではなく塗装で仕上げました。
<交換した部品>
前後バンパー、フロントグリル、リアクォーターカバー、フロントフェンダー上部スポイラー
<塗装をした箇所>
左右フロントフェンダー下部、ドアサッシュ、ルーフサイド、左右リアクォーター下部、テールゲート上下
左右スライドレールカバー
まずは分解です。
ドアはすべて分解して塗装をします。塗料ミストが室内や周辺のゴムに付着しないように丁寧に進めます。
テールゲートもボディから外して塗装をします。もちろん付属部品も外します。
↓黄色いマスキングテープで塗装のラインを決めて、サンディング作業です。
作業者は3年の実習期間を終えて3/15に帰国する実習生のトイ君です。
見事3級技能士の試験に合格しました。
こちらは日本にきて1年目のミン君、クェン君です。
塗装前の準備が整いました。
ペインターは「ほこ×たて」に出演して一躍有名(?)になった健二君です。
普通の塗装作業の場合、色を塗った後工程で塗膜保護と艶(つや)を出すためにクリアーを塗布します。
しかし、「艶消し」の黒に仕上げる場合は色の艶がなくなる添加剤を混入して艶が出ないように塗装します。
その場合は表面がざらつく感じの肌になります。ドアーのサッシュ等がそのケースで塗装表面に小さな(ミリ
単位の)凹凸がります。
従来の作業ではここまでで完了なのですが、今回はもうひと手間を加えます。
艶消し塗料だけだと表面が凹凸のままなので、汚れが付着しやすくなってしまいます。
それを防ぐために、特殊なクリアーを塗布して艶消し感を出しつつ、表面保護も備えます。
下の3種類の塗料を使って艶を消して、次に艶の出ないクリアーを塗ります。
この2種類で艶の無い黒に仕上げます。
これを使って艶消しに仕上げます。
取付パネルを取り付けます。
スポイラーは両面テープで貼り付けます。
クォーターカバーはスッポリかぶせます。
ルーフキャリアーを組み立てます。
自分だけのオリジナル、カスタムカーの出来上がりです!
最後までご覧頂きましてありがとうございます。