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修理実績

2021.04.02

広島市安佐南区O様 スプリンタートレノを全塗装しました

今回はトヨタの名車、スプリンタートレノを全塗装しました。漫画「頭文字D」の主人公が乗っている車で、漫画の人気に伴って中古車市場価格が高騰するほどの人気車種です。「AE86」という型式から俗に「ハチロク」と呼ばれます。今回作業した車両は昭和60年登録の車で、ボディなどをリフレッシュしたいとの要望から全塗装をさせて頂きました。

 

今回の全塗装は見える部分だけでなく、エンジンルーム内や下回りなど見えない部分も塗装をします。

35年の月日を経て劣化(腐食)している鉄板もありましたので新しいパネルを溶接しています。

また白と黒のツートーンで塗装をしたところもポイントです。

以下、作業工程をご紹介致します。

 

Before

 

After

 

先ずはエンジン本体を車体から降ろします。

いつも思いますが、エンジンって見た目が心臓みたい、、、存在感がすごいです。

 

そして全てのパーツを分解していきます。

ボディをハダカにしていきます。

 

 

写真はありませんが、せっかく足回りやエンジンを降ろしたので、

グローバルジグを使用してボディ寸法の計測も行いました。

ボディ寸法に狂いが無いことを確認致しました。

 

そして、今回のトレノに合う専用ジグ(ボディを乗せる台)を作成して、ジグにセットします。

工場内の移動や、ボディを固定するためにジグが必要になります。

 

写真は室内フロアのサイレンサーパッドを剥がしているところです。

 

左の写真が下塗り(グレー)が見えたところ、

更に下塗りを剥がして鉄板の素肌を出した写真が右側です。

 

 

鉄板素肌を出したら、凹みなどをある程度板金してプライマーを塗布します。

プライマーは防錆効果、上塗りの密着効果があります。

 

 

室内のプライマー塗布と並行して、エンジンルームなどその他ボディも剥離作業をすすめます。

全てベルトサンダー(やすり)を使って手作業で行うため、根気の要る作業です。手がとても疲れます。

 

 

 

 

次の写真はアンダーボディです。

フレームが凹んでいたので、フレームを外して成型板金をして、再度取り付けます。

 

 

次の写真は、傷んだパネルを切断して、新しい鉄板を溶接しているところです。

人間でいうと皮膚移植のようなイメージでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

アンダーボディも素肌を出して、プライマー塗布作業を進めます。

 

 

 

残りのボディの後ろ部分、ルーフも同様に剥離してプライマー塗布していきます。

 

 

 

 

 

リアバンパー取付部です。

サビてぐちゃぐちゃになっているので、切断して新しいパネルを溶接します。

 

 

板金そしてパテを塗布していきます。

 

パネル関係も同様に。

ボンネット、ドア、リアゲートなど、剥離をしてプライマー塗布していきます。

 

 

 

 

 

 

 

プライマーが終わった箇所にサーフェーサーを塗布しているところです。

 

 

 

 

サーフェーサー塗布が終われば、マスキングをして下処理をして塗装準備です。

 

 

 

足回りやアンダーボディには防錆アンダーコートを塗布します。

 

 

 

 

室内フロアにサイレンサーパッド新品を取り付けているところです。

 

塗装ブース内でマスキングをしています。

 

 

先ずは白と黒のツートンのうち、黒い部分から塗装をしていきます。

 

 

 

黒い部分の塗装が終わりました。

白部分を塗装するために、白と黒の境目をマスキングで作っていきます。

曲線や直線を狂いなく作ります。かなり神経を使います。

 

 

マスキングが終わり、白部分の下処理をしていきます。

 

 

白部分の塗装を始めます。

 

 

白部分の塗装が終わり、区切りのマスキングテープを剥がしていきます。

 

 

 

塗装が終わって、パーツの組付け作業に入ります。

 

 

 

 

 

 

組付けが終わり、ボディ全体の磨き作業に入ります。

 

 

 

完成しました!